ボードゲーム

世界樹の迷宮DOMINION プレイしてみた。【ボードゲーム】

  • プレイ人数:2~4名
  • プレイ時間:約30分
  • 対象年齢 :8歳以上

ドミニオンキャラクターズ、世界樹の迷宮版。

ドミニオンというのは2008年に発売されたアメリカのボードゲームというかカードゲームでして、拡張パックも多数発売されている人気のゲームです。

「デッキ構築型カードゲーム」と謳われているこのゲームですが、マジック:ザ・ギャザリングなどのトレーディングカードゲームのようにあらかじめ作ったデッキで闘うのではなく、その都度カードを(ゲーム内通貨で)購入し、デッキに加えて強くしていきます。
言葉で説明すると分かりにくいですね。

簡単に言っちゃうと、セット内でできるからこれ以上リアルマネーかからないよ!(誤解を生む発言)
構築することもゲームのうちで、そのゲーム内で完結するというところがボードゲームですかね。ルールについては後で簡単に説明します。

 

で、世界樹ドミニオン。

普通のドミニオンとカードの効果はほぼ一緒ですが、カード名だったり言い回しだったりがまさに世界樹の世界観。世界樹のシステムである「引退」「抜け道発見」だったり、みんなのトラウマ「F.O.E乱入」「糸の買い忘れ」など(こわい)

……あー世界樹やりたくなってきた。

ひとつ言うなら全部が日向さんのイラストだけではないということ。そんなに世界観違ってないので構わないんですが、日向さん絵目当ての人は注意。

標準プレイ時間30分と書いてあるが、いまだかつて30分で終わったためしがない。どうやったら30分で終わるんだ。

 


見た目はどう見てもストレージボックス。
でかい。

カードサイズは88mm×63mmのTCGカードなどのスタンダードサイズ。ちなみに本家ドミニオンはどうやら92mm×59mmのユーロサイズらしい。

これねー、Amazonの一緒に購入されている製品でユーロサイズのスリーブが載ってて。入らないとおもうんだよねー……買ってないから分からないけど。サイズは要注意です。

 


ドミニオンは何回もカードをシャッフルするので、透明スリーブに入れてみた。スリーブに入れた後のケースはこんな感じ。どのスリーブ使ったかは忘れたけど、ソフトタイプのそんなに厚くないやつ。

びみょーに拡張版が入らない程度の隙間。
うむむ。

簡単なルール

ターンごとの処理としては以下の通り。

アクションフェイズ(なんか行動するよ!)

購入フェイズ(お金使ってカード買うよ!)

クリーンアップフェイズ(全部カード捨てるよ!)

アクションフェイズ、購入フェイズは1回しかできません。
ただし、アクションフェイズに出したカードに「+1 アクション」とか「+1 カードを購入」などがあると、それぞれ対応する行動が増えます。

たとえば、

■ハヤブサ駆け
+1 カードを引く
+2 アクション

■キュア
+3 カードを引く

 

この2枚がある場合、アクションフェイズで「キュア」を先に出してしまうと、1回しか行動できないため、「ハヤブサ駆け」は無駄になってしまいます。(クリーンアップフェイズで今ある手札は全部捨てます)

逆に「ハヤブサ駆け」を先に出すと、1枚カードを引いた上であと2回アクションカードを出すことができます。なので、そのまま「キュア」を出すことが可能。ちなみにアクションカードがまだあればもう一回出すことができます。

このようにアクションカードを使って手元や場にコイン(リソース)を貯めて、それを使って購入フェイズでカードを買います。買ったカードは捨て札置き場に行き、クリーンアップフェイズで手元のカードを全部捨てて5枚引く。山札がなくなったら捨て札をシャッフルして再び山札にします。

つまり、カードを買えば買うほどデッキのカード枚数が増え、強くなっていく。いかにして1ターンで使えるコインを増やし、強いカードを買っていくか。失敗するとアクションカードばっかりになったり、逆にコインはあるけど買える枚数1枚だったりとうまく動けないことが多くなります。バランスも大事。

 

最終的には勝利点が多い方が勝ちなのですが、勝利点カード自体は何の役にもたたないため、どの段階から勝負を仕掛けるかがポイントとなります。終了が近づいたら連続して高い勝利点を取りたいので、それができるようにカードを揃えておく必要があります。

 

終了条件は、6点の勝利点カード「フロア踏破」がなくなるか、勝利点やリソース(コイン)も含めた全てのカードでいずれか3つの山札がなくなること。同じカードを狙ってる人が多いと、キャラクターカードの山札がなくなることが多いですね。場合によっては最初に持ってる勝利点だけで終わることも。

 


裏面が赤いのはセレクタカード。

アクションカード(正確にはキャラクターカード)は1回のゲームで10種類しか使いません。その10種類を最初に決めるためのカード。

使うカードによって全然違う動きになったりするので、そこがドミニオンの面白いところです。

世界樹の迷宮DOMINION II

つい先日、IIが発売されました。要するに拡張版。リソースカードなどは入っていないので、単体ではプレイできません。

これねーちょっと前まで、ほんと発売10日前までAmazonにあったんだよね。なのにいつの間にか売り切れ。発売前なのに。

で、テーブルゲームショップをまわっていたら普通に売ってました。よかった手に入れられて。テーブルゲームって規模が小さいのか、タイミング逃すと全然手に入れられないってことがよくあるんですよね。世界樹ドミニオンの普通の方も結構手に入りにくい。

今回のカードの効果で特徴的なのは【持続】ですかね。そのカードは場に残り、次のターンまで効果を発揮するという。本家ドミニオンでも拡張版で追加された効果のようです。

特に強かったのが「獣除けの鈴」。

+1 アクション
現在と、君の次のターンの開始時に+1コイン
このカードがプレイエリアに出ているかぎり、他のプレイヤーがアタックカードを使用しても、君はそのカードの影響を受けない。

コスト2とは思えないレベル。
鈴ゲーと化してました。

 


追加キャラクターカードは16種類。
第1弾は25種類なので、かなりデッキの幅は広がるかと。

第1弾の時は撮るの忘れてたけど、四角い仕切りが入ってます。第2弾で仕切りがより大きくなった。いくらなんでも箱でかくないか?厚いスリーブ入れるとこれくらいになるのか?それでも箱自体は第1弾よりは小さいけれど。

うちでは第1弾も第2弾も合わせて入れられてます。リソースと勝利点・マイナスカードが第1弾に、キャラクターカードが第2弾に。時期も同じくらいに手に入れたので、もはやどちらのカードか分からなくてルールブックで細かい処理を見たいときに困る。

 

友人達はこのゲームにおけるスリーブの重要性を分かってくれたようですが、600枚以上スリーブに入れた苦労を分かってほしい。ザコ敵なのに全滅しそうになったぜ。
BGM:「戦場 己が信念を杖に」(世界樹4後半通常戦闘曲)

 

この間ファミ通で世界樹のゲームの売上見たんですが、もっと売れてもいいと思うんだ。世界樹は4と新世界樹1しかやったことないけど、すごく楽しいからもっと広まるべき。