- プレイ人数:3~5名
- プレイ時間:45〜60分
- 対象年齢 :10歳以上
世界でいろんなデザインが出ているモダンアート。つい最近オインクの海外バージョンが話題になったり。同じルールでStampsってのも出てましたね。
これは日本で一般的に売られているバージョンです。たしかニューゲームズオーダーが売っているかと。意外にも日本語版が発売されたのはわりと最近。
これだけいろんなバージョンがあるということは、やっぱり面白いんでしょうね。ってことで弟が持っていたのでやってみました。ずっとやってみたかったんだよね〜。
ギミックとしては競りをして絵画を落としたり売ったりしてお金を稼ぐゲームです。その時々のトレンドというものがあって、それを読みつついかに自分の絵を高く買ってもらい、他の人のを安く手に入れるか。いやぁ、商売人の読みが光りますねぇー。苦手だー( ;∀;)
こういうゲームは堅実に行くよりどこかで勝負をしかけなくてはいけないので、得意不得意ははっきりしていると思います。ギャンブルでヤマを張れる人は得意かもしれない。まぁ当たっても外れてもそういう動きをした方が楽しいのは確かです。
ゲームデザイナーは、かの有名なライナー・クニツィア。私がやったことあるゲームだと、ペンギンパーティなんかが彼の作品です。他は意外とやったことない。
簡単なルール
最終的にはお金をたくさん持っている人の勝ちです。初期所持金が10万、そこからどれだけ増やせるかが勝負。
お金は1人ずつについたてを配り、その中に隠しておきます。反対側から撮ったんで遠近感がおかしいw
プレイヤーは手札から1枚(特殊条件で2枚)カードを出し、競売にかけます。買い手がつけばその分のお金が買った人からもらえます。
ついたての中にマークの意味が書いてあります。
- 公開競り:一般的なセリ。一番高い値段を付けた人が購入
- 一声:左隣の人から順に値段をつけていく方式。自分が一番最後に決定できる
- 入札:全員がお金を握って一斉に開き、一番高い人が購入
- 指し値:絵の値段を決めて、左隣の人から買う買わないを決めていく方式
- ダブルオークション:2枚いっぺんに出す。オークション方式は、もう一枚の絵のマークに準ずる
どれかの色の5枚目が出された時点でラウンド終了。最後の絵画は取引されません。
ラウンド終了した時に枚数が多い色から順に1位3万、2位2万、3位1万の値がつきます。同率の場合は左側の色から高い順位がつきます。右に行くほど全体の枚数が多いので価値が下がるのね。
ここまでの流れではプレイヤー間でしかお金の移動がありませんでしたが、ここで一気に資本が増えます。1位のカードを4枚持ってたら、それだけで12万!そんなことほとんどないけど(^ω^)
ラウンド終了時に戻ってくるお金は、別に枚数持ってたからってボーナスがあるわけではないので、1枚あたり3万以上出すのは得策ではありません。が、それが第2ラウンド以降になってくると変わってくるわけですよ!
第2ラウンド以降は順位がつくと前のラウンドの金額がすべて加算されます。つまり写真だと黄色が1枚4万の価値になるという。
ただし!4位以下はたとえ前のラウンドで値がついていても0。価値なし!ここがこのゲームの難しい&楽しい部分で、ギリギリ3位になるかならないかのところでいくらで買うかってのが面白いのですよ。3枚で順位つきそうってところからダブルオークション出てきたりするからね!そのギリギリで競ってたのが前ラウンドからの累計高かったのに一気に無価値になったりして、世の中世知辛いね。先物取引はゲーム内だけでいいや。
感覚的には公開競りが金額上がりやすかったです。人によるのかもしれないけど、なんか買わないといけない気分にさせられて、いつの間にか金額が釣り上がっていくという……それ単に進行がうまいだけなのでは?競馬の進行の人みたいな。「3万、3万〜もう一声ありませんか、いい絵ですよ〜」みたいな。
弟曰く、この会はかなり良心的な金額だということで。後半で2万くらいで取引されてるのなんてありえないとか。この回は絵画の価値が分散したからね……ひとつの色につぎ込むのはリスキーだったんですよね。
そんなこんなで初モダンアート。最終的には5人中2位でした。途中で自分のカードに4万とかつけて、アホか!と言われたけど!でも2位だし!
みんなも商人の気分になってみてはいかがでしょう?