- プレイ人数:2~4名
- プレイ時間:30〜45分
- 対象年齢 :8歳以上
全世界で売れに売れた、アズールの続編。拡張ではなく続編です。これ単独でプレイできますし、前作とは全然違うゲームです。
今回は「シントラ」が舞台です。シントラってのはポルトガルの都市の名前。前作もポルトガルの話でしたね。いろんな宮殿があるみたいですが、「シントラ」「ステンドグラス」で検索すると、アズールの話しか出てこないw ステンドグラス有名なのかな……
アズールと名乗っているだけあって共通点があるのですが、どの辺が一緒かというと、
- タイル(ステンドグラスのガラス片)の取り方
- 配置のしかたで点数が伸びるところ
- 文字入り袋(重要)
- 美しいコンポーネント(超重要!)
ってところですかね。取り方なんかは前作遊んでいるとすんなり入ってきます。ルールとしては今回の方が少し複雑化したかな。
今作と前作の袋。今回の袋が左です。袋に書いてあるマーク、よーく見ないと分からないのですが、ガラス片それぞれに模様が入っているんですよね〜。
うーん、分かるかな……分からんな。水色が雪の結晶みたいなマークですね。
逆に変わったところ。細かいルールは別として。
得点ボードが共通化しました。得点が全員見られるようになったことで、他の人の状況を把握しやすくなりました。まぁ、後半得点がいっきに伸びたりするので、結局盤面見ないと正確には分からないのですが。
個人的にはスコアラーが1人に割り振られるのが気にくわない(´ー`) (←スコアラーやらされた人)
場所の関係だと思いますが、全員でそれぞれ自分の駒動かしたらいいんじゃないですかね……
ガラス片配置部を入れ替えできるようになりました。これによりランダム性が出て、他の人と競合しにくくなったと思います。前回は表面(配置が決まっている方)は色固定だったので、青がなんだかんだ強かったんですよね……
今回も完成させる順番で得点が増幅するので、このランダム要素はよい改変。
簡単なルール
今作は終了タイミングがラウンドで決まっていて、6ラウンドで終了です。
準備
工房展示ボードの配置とかいろいろあるんですが、細かいところはルールブックを見てもらうとして、図案票の配置とラウンドのガラス片の部分だけ。
自分の色を決めて図案票をランダムに並べます。裏表あるので、それも適当に。ちなみに下の部分は宮殿ボードって言うらしいよ。
このとき、1枚だけジョーカースペースがあるものがあるので、それが表向きに出たら裏返します。
この灰色のがジョーカースペース。ちなみに真ん中のは白。わかりにくっ。その上、説明書の矢印の位置がずれててさらに混乱するんだよなぁ……
ガラス片を得点ボードに置きます。Ⅱ〜Ⅵは1色ずつランダムに。手の中で混ぜて1個ずつ落として上から配置しろとか書いてあった。一番上のⅠは袋から取って置きます。これがラウンドマーカー代わりになっていて、各ラウンドのボーナス色にもなっています。
ちなみに右側のキューブが置いてあるところはマイナス点。今回マイナス点はラウンド精算じゃなくて累積です!これが後に恐ろしいことに(´ー`)
ラウンドの流れ
まず工房展示ボード(丸いヤツ)に、ステンドグラスのガラス片を4つずつ袋から取り出して置いていきます。この辺はもとのアズールと一緒かな。
スタピーマーカーも健在。なんかこれだけ前作のタイル感あって違和感あるけど、アズールのスタピーマーカーといえばこれなので、まぁいい。このガラス片が全部なくなったらラウンド終了です。
自分のターンにできることは
- 図案の追加(ガラス片を配置する)
- ガラス職人を左に戻す
この2つ。ちなみにガラス職人はこいつ↓
プラスチックポーン。最初は一番左にいます。
とりあえず1の図案の追加について。
ガラス片の取り方
ガラス片の取り方は前作と一緒です。
- 工房展示ボードから1色をすべて取って、残りを中央に
- 中央から1色をすべて取る
初めて中央から取るプレイヤーは「1」と書いてあるタイルも一緒に取ります。これ、次のターンのスタートプレイヤーマーカー。
スタートプレイヤーマーカー取れるじゃん!やったぁすぐ取ろう!と思ったら大間違いで、この「1」マーカーはマイナス点に行くんですねー(´・ω・`)
……コピペ乙 (つ∀`)
まぁ今回はマイナス点にいくというかマイナスの駒を進めるという方が正しいですね。得点ボードの真ん中です。
次からは違います!
ガラス片の配置
取ったガラス片は自分の図案票の同じ色のところに置きます。1回に取った分は、同一の図案票にしか置けません。
そしてガラス職人の真下か右側の図案票にしか置けません。
青い四角の部分だけしか置けない。そしてもうひとつ、置いた図案票のところまでガラス職人が移動します。
ずずずずーっとね。つまりターンが進むにつれて、どんどん置ける範囲は狭くなっていくわけです。そのための「2. ガラス職人を左に戻す」なんですよね!
置けなかったガラス片は割れたガラス片となって、1枚につき1つマイナス駒が進みます。これもまぁ前作と同じ仕組み。真ん中に6枚とか同じ色があると、即マイナス行きです。「この工房いつもパリンパリン音がなってんなぁ」って感じです。親方ぁー、親方ぁー!
最終的なマイナス点と得点。このとき私は赤プレイヤー。最終ラウンドに最後5枚取って1つも置けなかったため一気に進みましたが、青の人が4ラウンド目くらいにカンストしてしまい、それ以降恐いもの知らずで取りまくってたw「こまけぇことはいいんだよ、とりあえず数作れ!」って親方が言ってました。
割れたガラス片を入れるグラスタワー。通称ゴミ箱。袋の中身がなくなったらゴミ箱から再利用です\(^o^)/
図案完成
図案票に5個ガラス片が乗ったらその列が完成です。今作では得点計算もターン中に行います。計算方法は
- ラウンドのボーナス色1個につき1点
- 完成した図案票の点数+それより右側で完成している図案票の点数
完成した図案票のうち1つのガラス片を下の宮殿ボードに置き、残りはゴミ箱 グラスタワーに入れます。
今回完成したのが左から3番目だとしたら、6番目、7番目が完成しているので、3+1+1=5点が入ります。6番目は2回完成してるけど、カウントとしては1になります。
宮殿ボードに置く色は5枚のうちのどれでもいいんですが、最後のボーナス得点加算にAタイプとBタイプがあって、Bだと色参照します。Aだとマジでどれでもいい。1回目に完成した図案票は裏返し、2回目は図案票自体を取り除きます。アイコンがふんわりそれを図示してるっぽい。
ターンの流れはそんな感じで、ガラス片がなくなったらラウンド終了。6ラウンドでゲーム終了です。
ゲーム終了時処理
前回はざっくりとしか説明しなかった終了時処理。最後に得点が入るよ!
- 完成しなかった図案票のガラス片3個につき1点
- マイナス駒の点数分マイナス
- 宮殿ボードの配置ボーナス
配置ボーナスはAとBで処理方法が違うのですが、BはやってないのでとりあえずAだけ。
宮殿ボードになんか4つごとに四角いマークがあると思うんですが、この四隅にあるガラス片の数だけボーナスがもらえます。具体的には4つ→10点、3つ→6点、2つ→3点。図案票完成のときのコンボは分散してた方が強いけど、最後のボーナスは同じところにあった方がいいというジレンマ。ひたすら作った方がいいというのは確かですが!
さて感想。
さすがアズールといったところ。ただやることが多くなった分、処理忘れが結構発生したかなーという印象があります。完成した後、ボード裏返すとか。前作をやっていれば説明が早いですが、これが先だとインストにそこそこ時間がかかるかもしれないです。でも順当に面白くなっている気がする。あと5回くらいやってみないと分からないけど。
ガラス職人を左に戻すという、実質パスみたいな手番が増えたせいで、大量の同色が誰に回ってくるのか読みにくくなった部分もありw 考えることが増えました。マイナス点が振り切れるのは、そういうプレイングをしているから?マイナス点が累積になったのは地味にきついですねー。
その分ガラス片が置ける場所は制約がゆるくなった気がします(後半は相変わらずきついですが)。
個人的にはすごく楽しかったので、しばらくはシントラの方をやってみようかな。しばらくしたらまた戻るかもしれないけど、その時はその時。アズール好きなら絶対買った方がいいし、アズールやったことないなら前作をやってからの方がおすすめかな。
ちなみに例文は謎のアマンダ推し。何?何かシントラと関係あるの?